10-FEET 稲佐山ワンマンライブ
みんなの願いが届いて雨は上がった。
お馴染みのSEが流れ周りはみんな大きい男の人ばかりで、まったくステージが見えず隣にいたお姉さんとぎゅうぎゅうになりながら「見えないっすね!」と笑った。
知らない人と自然と会話が生まれるのがライブの良さ。
1曲目の火とリズムが始まればもうそこから
まっっったく顔が上げられないカオス状態。笑
周りの人達が「ありがとう!」と言いながら飛んでいく。
最初自分は5、6列目にいたけど、
これはあれだ、下がりたくても下がれないやつだ!!と察し、
ただでさえ低い鼻が顔面にめり込み続け陥没しそうな勢いだった私は2曲目、STONE COLD BRAKEの中盤で後ろに下がるお姉さんを見つけ、自分も後を追って早々に後ろへ。笑
毎回感動するのがそんだけもみくちゃになってるのに下がろうとする人いたらみんなさっと道を開けてくれる事。
血流してる人2人くらい見たけど、楽しそうだった。笑
サークルを見つけて気づいたら走ってた。
リハの音が聴こえた時も猛ダッシュしたけど(私たちしか走ってなかったけど笑)ライブくらいしか体が勝手に走り出すなんてことなかなかない。
それがめちゃくちゃ楽しい。
抑え込んでたものがぱっと解放される感覚。
2%でTAKUMAが「たまにはこうして遊ばなな」と言ったところで泣いた。
何回泣いたか分からない。
楽しすぎて泣く。
10-FEETのライブではそんな現象がたびたび起こる。
楽しすぎて死ぬことがあるなら確実にあの瞬間死んでる。
スカパラ兄さん達の登場で
HONE SKA、hammer ska。
メンバーの楽しそうな顔。
それも含めて楽しくなる。
my pet theory、AND HUG、EVERY聴けたのも嬉しかった。
アンテナラスト→SEE YOUは泣いた。
gose onは肩組んで笑った。
おなじみRIVERではkj登場。でっかいサークル。
蜃気楼はやると分かっていてもなぜあんなに心にくるものがあるんだろう。
言葉では言い表せられない力がこの曲にはある。
新曲のハローフィクサーもめちゃくちゃ良かった。10-FEETらしいけど今までなかった感じ。早く音源欲しい。聴き倒す。
CHERRY BLOSSOMがなんだかいつもより沁みて、たくさんのタオルが飛んでいく景色が本当に綺麗だった。
たくさん書きたいことはあるはずなんだけど、
あの場で感じたこととか、見たものとか、
込み上げてきたものがすべてだし、
絶対に忘れない日になったのは確実だし。
1曲1曲思い出して丁寧に書きたいけどそれはライターさんに任せるとして…(楽しすぎてところどころ覚えてない。笑)
実は10-FEETのワンマン初めてだったんだけど、長崎まで遥々行って本当に良かった。
もっと10-FEETが好きになった。
前にも書いたけど実はずっと聴かず嫌いしてたバンド。それにこんなに救われて、後腐れ無く笑って泣いてすっきりしてる。
きっといつか何かで立ち止まって後ろを振り返った時に、私の中で寄り添って背中を押してくれるライブになると確信した。
最後は、「お前ら凄いからオマケ!」と急遽追加のback to the sunsetで締め括られた。
トータル3時間、33曲。
TAKUMAが最初のMCで宣言した通りのあっという間の3時間だった。
あっという間に過ぎていった。
こんな日を設けてくれてありがとう、それと本当にお疲れさまですと伝えたい。
あとで更新されたメッセージ動画ではNAOKIがいつもより饒舌だったように見えた。
好きなバンドが楽しそうにライブをしてる姿が本当に嬉しい。それをあらためて実感した。
10-FEETは2019年、京都大作戦の他にもまだまだ各地のフェス、それと発表された新曲を引っ提げてのツアーなどでたくさん遊び場を用意してくれてる。
開演中まったく降らなかった雨は、終演を教えるようにまた夜になると降り出した。
稲佐山をあとにするのはとても寂しかったけど、貰ったパワーを吸収してまた日常を生きよう。そしてまた集まろう。そう思えた。